トライアスロン運営支援ツール「TriPortal」開発運営
大会業務を一元管理するクラウドサービス
トライアスロンのweb運営等を手がけてきた株式会社PIXYS(石垣市、難波隆志代表)は、スポーツイベントの企画提案、記録計測、運営をサポートしています。トライアスロン大会の運営現場では、選手管理やボランティア配置、情報伝達が多岐にわたり、アナログな管理手法による事務局の業務負荷が課題とされてきました。これを受け、当社は「令和7年度ICTビジネス高度化支援事業」を活用し、運営業務を一元管理するクラウド型システム「TriPortal」(トライポータル)の開発に取り組みました。
- 令和7年度ICTビジネス高度化支援事業
- ビジネス構築ステージ
事業の目的
沖縄県内で開催されるトライアスロン大会、特に地方や中規模の大会においては、選手情報の管理やボランティアの配置調整、地図の共有といった業務が、紙媒体や表計算ソフトに依存している実態がありました。これにより、運営側では人的コストが増大し、情報伝達の非効率さが課題となっていました。選手側からも「必要な情報にアクセスしにくい」といった懸念が示されており、運営・選手双方の円滑なコミュニケーションを実現する体制の構築が求められていたため、開発に着手しました。
実施内容
これらの課題を踏まえ、以下の通り開発を進めました。
1、運営管理機能の開発
運営側の利便性向上を目的とし、選手のエントリー管理、リザルト作成、ボランティア配置、通知配信などを一元的に操作・管理できる機能を実装しました。
2、選手向けインターフェースの構築
選手向けには専用のマイページ機能を実装しました。スマートフォンやPCから、自身のエントリー状況や大会からの連絡事項、コース図などを迅速に確認できるユーザーインターフェースを構築しました。
事業の成果
実際の大会運営フローに「TriPortal」を導入。2025年11月16日に開催された「おきなわKINトライアスロン大会2025」にて、同システムの実証を実施し、事務局によるデータ出力や通知配信の利便性を検証。あわせて、選手552名によるマイページ登録と、重要通知の閲覧状況のモニタリングを実施しました。また、大会終了後のリザルト公開に要する時間や、選手アンケートを通じた操作性の評価について確認を行いました。
実証の結果、連絡業務や資料配布等がシステム上で完結し、作業負担が大幅に軽減されました。特にリザルトの公開については、競技終了後約2時間での反映が可能となりました。選手側はマイページ登録による重要通知の閲覧率向上が見られ、事後アンケートでは7割以上から操作性への肯定的な回答が得られました。
事業の展望
個々の大会ごとに運営手法が異なるトライアスロン大会において、当サービスはカスタマイズ対応が可能であり、大会公式サイトにリンクを貼るだけで導入可能なクラウド型システムです。1000人以下の中規模大会や地方大会でも取り入れやすいと思います。今後、沖縄本島・宮古・石垣・伊是名島で開催されるトライアスロン大会の横展開を想定しております。引き続き、大会の運営効率化と品質向上に寄与し、トライアスロン王国・沖縄のブランド強化に貢献したいと考えております。
構成企業※内容は事業採択時のものです
株式会社PIXYS
| 代表者 | 難波隆志 |
|---|---|
| 事業内容 | イベントプロデュース業、情報サービス業、映像・コンテンツ制作業 |
| 設立年月 | 2017年1月 |
| 住所 | 沖縄県石垣市新川280-2 |
| Webサイト | https://www.pixys.co.jp |
| ISCOハンズオン支援内容 | 遂行状況の確認・助言/事業報告の確認・助言/テストフィールドの発掘/技術情報展開支援/ビジネスモデル事業化支援/成果事例報告会の実施/年間有識者の派遣 |
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