
学童クラブと保護者が情報共有できるアプリ「Genkinakoアプリ」開発
ICTで業務負担軽減と子育てしやすい街づくりめざす
小学生を持つ保護者にとって欠かせない学童クラブ。日々の出欠、行事の案内などといったクラブと保護者間の連絡事項は多岐にわたります。両者の連絡をスムーズにすることで、学童業務の効率化や、学童保育の質の向上を図り、保護者が安心して働ける環境づくりにつなげようと、ITコンサルティングやシステム開発を手掛ける「グラシアス沖縄」(浦添市、田上カルロス代表)は、令和6年度沖縄県ICTビジネス高度化支援事業を活用し、情報共有の効率化を図るアプリ「Genkinakoアプリ」の開発を行いました。
- 令和6年度ICTビジネス高度化支援事業
- 技術高度化ステージ
事業の目的
令和4年度に同補助事業(ビジネス構築ステージ)に採択され、県内の自治体・学童クラブ・保護者を対象に実態調査を実施し事業化につながる課題を洗い出しました。その後、自己資金で「おきなわ学童クラブ情報」(ポータルサイト)の開設や、クラブの書類作成業務と保護者の学童選びの負担解消を図ってまいりました。令和6年度は、課題の一つとして挙がっていた保護者との連絡業務の負担軽減に向け、情報共有専用のアプリ「Genkinakoアプリ」の開発に取り組みました。
実施内容
支援員と保護者間の連絡は個人のアカウントによるSNSでやり取りしているケースが多く、プライバシーの問題、土日や夜間など就業時間外対応の負担があったことから以下の機能を持つアプリの開発に取り組みました。
- 保護者個別通知機能
- 行事案内や災害時等の一斉通知
- 入室・退室の通知
- 引き渡し履歴
- 行事参加の確認(申込・集計)
- 休み・相談連絡機能
- 保護者からの休みの連絡
- 子どもに関わる相談の連絡
- ポータルサイトとの連携機能強化
- 新年度の入所・受付期間の掲載
- クラブ見学予約
- ポータルサイトからの問い合わせ機能強化
事業の成果
「Genkinakoアプリ」を1月下旬から3週間、南風原町・八重瀬町・恩納村の学童クラブ計50施設から実証検証への同意を得た学童クラブの保護者を対象にアンケートを実施し、使いやすさ、機能面、デザイン面、アプリの使用感を評価してもらい、そのアンケートから指摘を受けた点を踏まえ、改良を重ねており、4月の正式リリースを目指しています。
事業の展望
ポータルサイト、アプリ等の連携により、学童業務と保護者との情報共有の効率化を進めることができます。行政・学童クラブ・保護者が抱える課題は、全国共通であると考えていることから、沖縄モデルとして確立し、同システムの全国展開を目指します。既に県外から問い合わせがありました。厚生労働省が推進する学童クラブのモデル事業も追い風となっており、ICTによる地域連携で子育てしやすい街づくりに貢献できると考えています。

構成企業※内容は事業採択時のものです
株式会社グラシアス沖縄
代表者 | 田上カルロス |
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事業内容 | 情報システムに関するコンサルタント業務 |
設立年月 | 2014年7月 |
住所 | 沖縄県浦添市前田1丁目54-1 5F-A号室 |
TEL | 098-943-6939 |
Webサイト | https://gracias.okinawa/ |
ISCOハンズオン支援内容 | 遂行状況の確認・助言/事業報告の確認・助言/テストフィールドの発掘/技術情報展開支援/ビジネスモデル事業化支援/成果事例報告会の実施/年間有識者の派遣 |
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