釣り船の集客課題と乗客の予約問題の双方を解消
釣り船データベース・予約サービス事業
釣果を求める釣り客が釣り船を予約する際、情報が乏しく結局は同じ船に乗ることが多く、釣り船にとっても常連客ばかりで新規の集客が難しいことが課題となっています。また、乗客数が少ないと欠航や料金の値上がりが起こることが、釣り客にとっては悩みの種です。本事業では、釣り船の料金、対象とする魚種や釣り方、釣果などの情報や、直近の釣り船の空き情報が確認できるWebプラットフォームを開発。釣り船と釣り客の双方の課題を解決します。
- 令和4年度ICTビジネス高度化支援事業
- 技術高度化ステージ
事業の目的
登録する個々の船名、停泊地、釣り方、狙う魚種、過去の釣果、料金などの情報が確認でき、空席カレンダーから予約できるプラットフォームを開発。ツイッターに紐づけされた釣果写真からの検索も可能。釣り船は同システムと連携したオンライン乗船名簿アプリを活用します。乗客情報はそのまま乗船名簿となるため、顧客管理ツールとして業務の効率化にもつながります。
実施内容
釣り船の船長から直接ヒアリングを重ね、集客などの悩みやニーズを確認し、開発したプラットフォームとアプリ運用を2022年12月15日に開始しました。影響力のある人気船をはじめ沖縄県内16隻の釣り船が登録、各船の情報を表すハッシュタグは船長が自由に入力し、船の個性を発信しました。また、各船の常連客にサービスを周知したところ、早々に釣果検索ページにも釣果写真がアップされ、双方向での利用しやすさが実証されました。
事業の成果
釣り船の船長からは、集客しやすさ、空席カレンダーによる管理の便利さ、乗客情報がそのまま乗船名簿となる効率のよさ、ホームページ代わりになる点などが高く評価されました。釣り客からは、今まで知ることが困難だった、自分が乗ったことのない釣り船の情報を手軽に入手できる点が特に好評でした。
事業の展望
沖縄県内での登録船数を増やすとともに、オンラインのメリットを生かし、県内はもちろん、県外から沖縄を訪れる釣り客や観光客の集客、さらには日本全国で釣り船と釣り客を結ぶ展開を計画しています。将来的には、ボートフィッシングが盛んなシンガポールやマレーシアなど、海外への進出も考えています。
構成企業※内容は事業採択時のものです
スイベル株式会社
代表者 | 大城 仁 |
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事業内容 | WEBアプリケーションの設計・開発、及びデザイン 船釣りコミュニティサイトnoriaiの運営 |
設立年月 | 2021年2月 |
住所 | 沖縄県糸満市西崎町3-335 2F |
TEL | 090-6866-8742 |
Webサイト | https://swivel.jp |
ISCOハンズオン支援内容 | 遂行状況の確認・助言/事業報告の確認・助言/テストフィールドの発掘/技術情報展開支援/ビジネスモデル事業化支援/成果事例報告会の実施/年間有識者の派遣 |
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