調剤薬局と患者のコミュニケーションを促し地域の健康に寄与
調剤薬局における患者との信頼関係構築・強化事業
調剤薬局においては、患者と薬局側とのコミュニケーションが不十分という課題があります。その背景には、患者が薬局の役割を「薬をもらうところ」だと狭くとらえていることもあります。そこで本事業では、患者と薬局のコミュニケーションを促進するアプリを開発。薬局は患者向けに幅広く情報を発信するとともに、患者の情報を把握できるようになります。また、患者も薬局を積極的に活用できるようになり、双方にメリットがもたらされるうえ、地域の健康促進にも寄与します。
- IT活用ビジネスモデル・テストベッド構築支援事業
- 他産業連携ビジネスモデル実証部門
事業概要
患者向けに無料でダウンロードできるアプリを開発。既存の処方箋送信アプリやお薬手帳アプリと連動させる機能に加え、チャットでできる薬相談、ヘルスケア情報、健康レシピなど9つの機能を搭載します。調剤薬局側がアンケートを作成して患者のニーズや問題を把握したり、薬以外の情報を発信することもできます。
実証内容
調剤薬局の実店舗で患者にアプリを周知し、実際にダウンロードしてもらって、機能や使い方の説明を行いました。また、薬局側の管理画面はタブレット端末で運用できるようになっており、取得したアンケート結果や会員証と連動した来店履歴の表示など、基本的な機能が実装されていることを実証しました。
事業の有効性
調剤薬局は患者との連絡が取りやすくなり、業務の効率化や質の改善に役立ちます。また、アプリにリンクを作成することで、薬局で販売しているサプリメントなど医薬部外品の販促にも活用できます。さらに、患者の情報を広く集めることにより、薬局が地域包括ケアの拠点としての役割を果たすための後方支援ができます。
事業のターゲット
調剤薬局が地域のヘルスケア拠点になれるよう、本アプリの導入を推進する予定です。現在は薬局に対して有償による導入を想定していますが、将来的にはアプリに広告を表示できるようにするなど、無償で導入できる取り組みも検討しています。さらに市町村や業界団体にも導入を呼びかける予定です。
構成企業※内容は事業採択時のものです
イノベスタ株式会社
代表者 | 根路銘 一亮 |
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事業内容 | インターネットショッピングモール運営/コンサルティング/DX支援 |
設立年月 | 2020年7月 |
住所 | 沖縄県浦添市城間1-32-7 ハロービル3F |
TEL | 098-917-5935 |
Webサイト | https://innovesta.co.jp/ |
ISCOハンズオン支援内容 | 遂行状況の確認・助言/事業報告の確認・助言/テストフィールドの発掘/技術情報展開支援/ビジネスモデル事業化支援/成果事例報告会の実施 |
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