超音波エコーで腹部の状態をチェックし、生活習慣を判定
超音波エコーを用いた生活習慣判定「お腹ソムリエ」の開発
現在、超音波エコーは主に医療機器として流通していますが、今後はフィットネスジムやエステ、リラクゼーションなどヘルスケアの市場において、「生活習慣評価ツール」としての活用が期待できると考えられます。当社では、長年その分野の研究に携わってきた臨床検査技師と共同で、超音波エコーを使って腹部の脂肪や筋肉の状態を測り、各データから生活習慣を評価するアプリケーション「お腹ソムリエ」を開発。ダイエットサポートや生活習慣病予防を実現するツールとして、非医療市場への普及を図っていきます。
- 沖縄アジアITビジネス創出促進事業
- アジアITビジネスモデル部門
事業概要
専用ソフトをインストールしたパソコンに超音波エコーを接続し、腹部に当てて腹直筋と内臓脂肪を計測。そのデータをクラウドデータベースに格納し、計測判定者がオンライン上で判定を行って、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣を10段階で評価します。本システムをフィットネスジムやエステなどに設置し、ダイエットや筋トレに取り組んでいる人に定期的な計測を促せば、体内の筋肉量や脂肪量の変化が目に見える形で把握でき、ダイエットやトレーニングのモチベーション維持につながります。また、健康診断会場などで使用すれば、「痩せていても内臓脂肪が多い」など、外見からは判断できない体内の健康状態が直感的にわかり、それまで健康管理に無頓着だった人にも関心を持たせることができます。本システムは現在、国内だけでなく台湾でも市場調査を進めています。
事業の有効性
フィットネスジムやエステなどでは、本システムの導入によって顧客満足度が高まり、業績の向上が見込めます。また、健康診断やイベントなどで使用することにより、より幅広い層に対して生活習慣改善の動機付けが可能になり、その結果として生活習慣病の減少、さらには医療費の削減効果も期待できます。
事業のターゲット
台湾と日本で健康・痩身ビジネスを手がけるジムやエステなどに向け、集客ツールとして販売を進めます。また、慢性的な赤字に悩む全国の健康保険組合に対し、生活習慣病予防に役立つツールとしての導入を提案します。将来的には健康診断データと連係し、健康情報サービスとしての展開も図っていきます。
構成企業※内容は事業採択時のものです
レキオ・パワー・テクノロジー株式会社
代表者 | 河村 哲 |
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事業内容 | ポータブル超音波エコー(ジェネリック)の活用によるセルフヘルスケアプロジェクト企画・推進 |
設立年月 | 2011年11月 |
住所 | 沖縄県那覇市西1-20-13 たまきビル3F |
TEL | 098-868-9500 |
Webサイト | https://www.lequiopower.com/?lang=ja |
株式会社リオ
事業内容 | Webサービスとモバイルアプリケーションの研究開発・企画・設計・開発・運営および受託/Webサイトの企画・設計・開発・運営および受託/コンピュータソフトウェアの研究開発・企画・設計・販売および受託/動画を利用した教材の企画・設計・販売・運営および受託/コンピュータシステム・経営・業務改善・人材の採用と育成に関するコンサルティング業務 |
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住所 | 愛知県名古屋市中村区名駅3-25-9 第一堀内ビル3F |
TEL | 052-433-2217 |
ISCOハンズオン支援内容 | 遂行状況の確認・助言/事業報告の確認・助言/産業ニーズの収集・分析/モデルのブラッシュアップ/開発・実証の調整・支援/モデル収益化の支援/成果報告会の実施/モデル展開の追跡調査 |
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