教員の負担を軽減し、生徒の主体的な英語学習と国際交流を実現
主体的な学び・教員負担軽減を目指す英語教育DXシステム開発
最新の音声認識技術などを活用し、英語の授業において生徒の主体的な学びを後押しすると同時に、自動評価システムによる教員の負担軽減を目指します。本事業では、英語教育DX化推進支援システム「WorldClassroom」に新機能を追加することにより、生徒が作成した英文内の文法を自動添削したり、発音内容の正確性を数値化し判定したりといったことが可能となり、教員による評価付けを簡素化できます。 また、生徒はその判定や同世代との交流を通じて英語の必要性を体感できるほか、事前事後学習としてプレゼンテーションなどを何度も繰り返し練習できるようになります。
- IT活用ビジネスモデル・テストベッド構築支援事業
- スモールビジネス創出支援部門
事業概要
「WorldClassroom」に以下の機能を追加しました。(1)生徒の会話を手助けする「AIファシリテーター機能」、(2)自動で英文法を添削する「英文法自動添削機能」、(3)教科書で使用した単語やイディオムを生徒が実際に活用しているか判定する「単語・イディオムの活用判定機能」
実証内容
3つの新機能の開発導入において、教員負担軽減の程度、生徒たちの主体的な学びの向上度・満足度を実証しました。実際の教育現場で、生徒と教員に「AIファシリテーター機能」「英文法自動添削機能」「単語・イディオムの活用判定機能」を実装した「WorldClassroom」を使用してもらったところ、想定した成果が得られました。
事業の有効性
教員の業務効率化を通じて、本業である「教育活動」に教員のリソースを活用でき、教育の質が向上します。また、英語教育における「読むこと」「話すこと」についての授業の質が向上し、生徒の英語力がアップ。さらに塾・個人・企業への展開を通じて、沖縄県経済を担う人材の英語力の底上げが期待できます。
事業のターゲット
すでに名護市教育委員会(名護中学校・大宮中学校)やうるま市の与勝高校などで導入の実績があります。今後は県内外の公立学校をはじめ、私立学校への導入も視野に入れて普及に力を入れていきます。また、塾や専門学校等での活用も十分に可能なので、あらゆる英語教育機関での導入も期待できます。
構成企業※内容は事業採択時のものです
HelloWorld株式会社
代表者 | 野中 光 |
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事業内容 | 海外に行かなくてあなたの街で世界一周を実現する「まちなか留学」、世界の教室を繋ぐ英語教育EdTechツール「WorldClassroom」 |
設立年月 | 2020年10月 |
住所 | 沖縄県沖縄市中央1-7-8 |
TEL | 050-1744-8897 |
Webサイト | https://inc.hello-world.city |
ISCOハンズオン支援内容 | 遂行状況の確認・助言/事業報告の確認・助言/テストフィールドの発掘/技術情報展開支援/ビジネスモデル事業化支援/成果事例報告会の実施 |
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