停まらない稼働、落とさない生産性、増やさないコスト
工場生産ラインにおける「チョコ停」検知システム
製造業などの現場で、自動運転中の製造設備が数分停止してしまう「チョコ停」は、頻発すると販売機会損失が大きくなってしまうため、自動化されたラインだけでなく、人手+機械を使った製造現場でも問題になっています。本事業では、工場での監視カメラ・センサ一・設備から各種データを収集・分析し、システマティックにチョコ停を監視するとともに、チョコ停発生時の証跡(データや映像)を確認できる仕組みを開発・検証します。
- アジアITビジネス活性化推進事業(IoT利活用促進)
事業概要
チョコ停をシステマチックに検知し、チョコ停発生時の証跡(データや映像)を視覚的に確認できるシステ厶を開発します。システムにはデータ収集機能、異常検知機能、他システム連携機能を搭載。実証実験でチョコ停発生時の証跡を分析し、障害予兆検知可能な仕組みを提供する画期的システ厶構築を目指します。
実証内容
実証においては、製造現場のデータ収集を実施し、異常発生時にデータと動画を保存。蓄積データに分析処理を実施し、監視画面で原因特定分析したのち、結果を沖縄県IoTプラットフォームへアップロードします。この実証により、異常診断・予知の可否、導入効果、競争力、汎用分析機能の定義の検討を行います。
事業の有効性
製造業では、規模の大小に関わらず原因や症状の異なるチョコ停が起きており、それぞれの現場を悩ませています。チョコ停が発生した場合、通常は早急な製造再開が最優先となり、原因調査ができないままとなってしまうことも少なくありません。本事業で開発したシステムにより、原因調査を効率的に行うことが可能となります。
事業のターゲット
沖縄県内のオートメーション化された工場(製造業、食品加工業、酒造メーカーなど)のほか、沖縄県内の人手+機械による製造を行っている工場(製造業、町工場など。これらは沖縄から全国展開を想定)、PLCを扱う電気・設備メーカー(顧客向けの提案材料として代理店契約)、産業ゲートウェイメーカー(バンドル)などがターゲットとなります。
構成企業※内容は事業採択時のものです
株式会社ソルティスター
代表者 | 岩井 昇一 |
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事業内容 | 組込み/IoT向けデータベースの研究開発と販売/Android/DB/組込み/モバイルコンサルティング/組込み/モバイル/Web向けシステム開発/金属対応RFIDタグを利用したシステム開発 |
設立年月 | 本社:2008年5月 沖縄開発センター:2014年4月 |
住所 | 本社:長野県塩尻市大門八番町1-2 塩尻インキュベーションプラザ109号室 沖縄開発センター:沖縄県沖縄市泡瀬3-47-10 沖縄市ITワークプラザ2F |
TEL | 本社:0263-51-9296 沖縄開発センター:098-943-3737 |
Webサイト | https://www.saltyster.com/ |
ISCOハンズオン支援内容 | 遂行状況の確認・助言/事業報告の確認・助言/テストフィールドの発掘/成果事例報告会の実施 |
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